ランニングを始めようと思ったとき、「屋外で走るべきか、ジムでトレッドミルを使うべきか」で迷う方は多いのではないでしょうか。それぞれの環境には独自のメリットとデメリットがあり、自分に合った選択をすることが重要です。本記事では、屋外とジムでのランニングの違いやポイントを解説します。
屋外とジムの消費カロリーの違い
まず、ランニングの一つの目標として挙げられるのが「カロリー消費」です。屋外ランニングとジムでのトレッドミルランニングでは、消費カロリーに違いがあるのでしょうか?
結論としては、屋外の方が消費カロリーが多いです。
ジムのランニングマシンは、ベルトコンベアーの上を走っているので、乗っているだけで勝手に進みます。ジムは屋外に比べ坂道や風などもないため運動量に差が出ます。
消費カロリーの比較
条件 | 屋外ランニング | ジム(トレッドミル) |
---|---|---|
平地での速度8km/h | 約320kcal/30分 | 約290kcal/30分 |
坂道での速度8km/h | 約400kcal/30分 | ※傾斜10%の場合:約370kcal/30分 |
平地での速度10km/h | 約400kcal/30分 | 約380kcal/30分 |
坂道での速度10km/h | 約480kcal/30分 | ※傾斜10%の場合:約450kcal/30分 |
屋外ランニングは自然環境による風や地形の影響で、同じ速度でもやや高い消費カロリーが期待できます。一方、トレッドミルでは傾斜を設定することで負荷を調整できるため、屋外に近い効果を得ることも可能です。
つぎに屋外とジムランニングのメリットとデメリットをそれぞれ解説します。
屋外ランニングのメリット・デメリット
メリット
- 風景、自然、天候など季節の移り変わりや風などを肌で感じることができる
- 坂道や不整地などを走ることで筋力が鍛えられる
- 無料でどこでもできる
- パートナーなどランニング仲間と社交的な関係を構築できる
デメリット
- 天候や気候に左右される
- 夜間の視認性の低さや交通事故など安全面のリスクがある
- 一定のスピードを維持するには経験が必要
屋外ランニングには、自然の風景や季節の変化を楽しむことができるという魅力があります。特に春先や秋など天候の良い日のランニングは格別です。
また、坂道や不整地を走ることで筋力を鍛えることができ、無料でどこでも行える点も大きなメリットです。さらに、ランニング仲間と社交的な関係を築くこともできます。
しかし、天候や気候に左右されるため、計画通りに走れないことがあります。特に雨風が強い日などは体調を崩す可能性もあります。また、夜間の視認性の低さや交通事故のリスクがあり、安全面での注意が必要です。
ジムでのランニングのメリット・デメリット
メリット
- 空調設備のある快適な環境でトレーニングができる
- 天候に影響されない
- スピードや傾斜を自由に調整できる
- 膝や足首の負担が少なくケガが予防できる
- 鏡などで自分のフォームがチェックできる
- テレビなどを鑑賞しながらトレーニングできる施設もある
デメリット
- ベルトが平坦であり屋外ランニングに比べ効果が劣る
- 坂道やアスファルトなど様々な地形への対応のトレーニングができない
- 利用料金が必要
- 景色が変わらず単調になり飽きやすい
ジムでのランニングには、空調設備の整った快適な環境でトレーニングができるというメリットがあります。天候に左右されず、スピードや傾斜を自由に調整できるため、膝や足首への負担が少なく、ケガの予防にもつながります。また、鏡で自分のフォームをチェックしたり、テレビを鑑賞しながらトレーニングできる施設もあります。最近では24時間営業しているジムも多く利便性は高まっています。
しかし、ベルトが平坦であり脚力強化に対しては、屋外ランニングに比べて効果が劣ります。さらに、坂道やアスファルトなど様々な地形への対応のトレーニングができず、筋力アップには物足りないと感じることもあります。
また、利用料金が必要です。経済面で余裕があるかもポイントになります。
まとめ
屋外ランニングとジムでのランニング、それぞれに良さがあります。自然を感じながら気軽に楽しみたいなら屋外ランニング、ペースを守りつつケガのリスクを抑え効率よく運動したいならジムがおすすめです。また、両方を組み合わせることで、飽きずにランニングを続けることができます。
消費カロリーが気になる方は傾斜など付加をかけてトレーニングをすることで屋外と同等の効果を得ることが可能です。
これからランニングを始める方は、まず自分のライフスタイルや目的に合った方法を試してみてください。少しずつでも続けることで、健康や体力の向上が実感できるはずです。ランニングは無理なく楽しむことが一番大切です。
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